140文字まとめ その3


  ゾロサンとエーシュラしか書かないのかと思うます。

久しぶりに140文字。バスクードさん。: エーシュラへのお題は『「そっと、指先を指先でなぞる」キーワードは「意地ぱり」』です。 http://shindanmaker.com/38363 ねくすと→


急速な空気の揺れに、エースはキョトンとシュライヤを見た。
「てめェなに触って‥」
ゆっくりと耳が赤らんでいく様子に思わず笑みが零れる。
「笑ってんじゃねェ!」
「いや、やっぱり男の指だなァ、おまえ」
「あァ?」
別段女っぽくもない指を見てこんなに欲情するのはなんでたろうと、エースは苦笑った。


ハマりだすと止まらないえしゅら: **時間以内に**RTされたら、エーシュラが学校で手を繋ぐ、切ない系な作品をかいてみましょう! http://shindanmaker.com/44825 ねくすと→


今回も手を繋いだのはエースからだったが、シュライヤは自分の意思で指先を絡めた。
エースが覗き込もうとすると視線を逸らす。
見んな、そう言ったシュライヤの声は震えていて、夕日が濃い影を落としていた。
「エース」
精一杯、落ち着いた声を努める。
「卒業おめでとう」
それはひどく、寂しそうな祝辞。


書きながら別パターンも浮かんだのでふたつ: ゾロサンへのお題は『「泣き顔で、両手を握り締める」キーワードは「廊下」』です。 http://shindanmaker.com/38363 ねくすと→


1.
泣いてんじゃねェよ、声は嗚咽でかき消された。
「ぞろっ‥ぞろっ」
サンジは駄々っ子のように首を振り、逃がすまいと手を握る。
「オトナになったら帰ってくる」
だから泣くなと、ゾロはその手を握り返した。
明日から隣の席が空くことも、ゾロがいなくなることも、サンジには受け入れられない現実だった。


2.
窓枠に着いた手を、握るように抑えつけられた。
熱くなる目頭をやり過ごそうと、肩越しに振り返って睨みつける。
しかしゾロは、だからなんだという笑みでサンジを見た。
「好きなんだろ、こーいうのが」
露出された下肢部に指が滑り、吐息を飲み込む。
ひんやりと冷たい夜の空気は、余計に熱を煽っていた。


エース×シュライヤには『攻めが酔っ払って、受けが子供化する、恐怖かつほっこりな作品』と言うお題が出されました。 http://shindanmaker.com/9055


エースの指先に絡まる髪は綿のように柔らかい。
二日酔いの頭痛と戦いながら重い体を起こした。
昨日までは自分と変わらない背丈だったシュライヤが、少年の姿で隣に眠る。
この城は奇妙な事が起こると世間でも噂される城だった。
ふと記憶の断片が頭を過ぎる。
吐き気を消すように、裸の少年にキスをした。


エーシュラには『攻めが怒って、受けがふたなり化しちゃう、18禁かつエキサイティングな作品』と言うお題が出されました。 http://shindanmaker.com/9055


触る箇所すべてにエクスタシーを感じてくれるらしい。
丸みを帯びた体、ふっくらとした胸に唇。潤んだ瞳。
それと、依然と変わらない男の部分が辛そうに張り詰めている。
「シュライヤ」
「んっ‥あっ」
「もう変なもん食ったりすんなよ」
どうしたら元に戻るかなんて考えながらも、エースは状況を愉しんだ。


エーシュラには『攻めが煙草を吸って、受けが惚れ直す、ラブラブな話、老人を登場させるべし』と言うお題が出されました http://shindanmaker.com/10416


火ィ持ってるかと聞かれ首を横に振った。
あれこいつ煙草なんか吸ってたかと、シュライヤは頭を上げる。
しかしエースはすでに、すぐそこの喫煙場所で老人に火を借りているところだった。
白とも灰色とも言いがたい色がエースの姿をぼんやりと浮き上がらせる。
煙の中に佇む姿を見て、思わず喉を鳴らした。


エーシュラでsnowteaさんにオススメのキス題。シチュ:旅行先、表情:「気恥ずかしそうに」、ポイント:「抱き締める」、「自分からしようと思ったら奪われた」です。 http://shindanmaker.com/19329


自分より忙しい時間を過ごしている男が全てを手配してくれて今に至る。
どうしたらお返しになるのかと聞いたら抱きしめてキスをというのが男の望みだった。
だからシュライヤは正面からエースを抱きしめて、躊躇いながらも次の行動を起こそうと必死。
結局、我慢できないエースに唇を奪われるのはお約束。


ゾロサンだけすとんする。: ゾロサンでsnowteaさんにオススメのキス題。シチュ:ホテル、表情:「目を瞑る」、ポイント:「お姫様抱っこ」、「相手にキスを迫られている姿」です。 http://shindanmaker.com/19329 ねくすと→


「もういいだろ」
男同士、ふわりでもない。
けれど少女漫画風に例えるならふわりといった感じでサンジは抱かれている。
早くベッドに下ろせと促すが、ゾロは嫌だと頑なだ。
まったく、奴の頭は少女趣味がすぎる。
これ以上キスを拒み続ければ無駄な時間が流れてしまうだろう。
サンジは観念して瞳を閉じた。





エーシュラの需要が増えたらいいのになぁと思う今日この頃